ウィジェット導入の経緯
Q ウィジェット導入の背景を教えてください。
白又:私どもはサイトを経由してECモールを利用すると《セゾン》カードの永久不滅ポイントが貯まる『永久不滅.com』というサービスを展開しているのですが、ユーザビリティテストなどで、お客様が『永久不滅.com』のことはきちんと理解されているのにかかわらず、ついついサイトを経由をせずに直接ECモールへ行ってしまい、ポイントが加算されない、というケースが見られており、それが課題になっていました。 『永久不滅.com』をリマインドさせるためにはどうすればよいかを検討する中で、ウィジェットならいつでもデスクトップに常駐し、サービス利用のためのゲートウェイとして活用できることに注目し、導入を決定しました。また、プッシュ型マーケティングの展開を想定していたということも背景としてあります。ウィジェット制作において
Q ウィジェットを開発する上で苦労した点はありましたでしょうか?
高橋:ウィジェットはお客様のデスクトップ上にダウンロードして使用していただくものなので、あまり主張しすぎないようなデザインになるよう工夫しました。邪魔にならないサイズ、目立ちすぎない色合いで、起動時にも負荷がかからないようなものにしています。
Q Webサイトの構築と異なる点はどんなところでしたか?
高橋:ウィジェットもサイトも同じ世界観で企画した、お客様目線を重視したものです。ただ、サイトはページとして完成しているものを読んで頂く向きが強いのに対して、ウィジェットはお客さんに直に触ってもらうツールなので、アクションによってレスポンスの仕掛けをいろんなところに配置するところが相違点ですね。アイコンのところにマウスオーバーすると機能説明のポップが出るとか、そういう仕掛けを随所に入れ込んでいます。今後
Q ウィジェットの活用について、今後の展開などお聞かせください。
白又:今後の広がり方としては、『永久不滅.com』だけではなくて、それ以外の『永久不滅シリーズ』の機能も追加できればと考えております。デジタルコンテンツを購入できる『永久不滅コンテンツ』、モニターからのアンケートを収集する『永久不滅リサーチ』、携帯の広告サイト『永久不滅クリック』など、『永久不滅.com』以外にも弊社は永久不滅ポイント をインセンティブとするサービスを提供しているので、それらを順次ウィジェットの中に取り込んでいくことを考えています。高橋:ウィジェットの名前を『永久不滅ウィジェット』ではなく、『永久不滅パレット』としているのは、パレット上に色とりどりの『永久不滅シリーズ』を展開できれば、という思想がベースとなっているんです。
白又:現在の『永久不滅シリーズ』のサイトは、利用者の平均を取った、誰にでも使いやすい画面を目指した構成で作られているんですね。しかし今後はお客様をセグメンテーションして、一人一人にあった個別のサイトを提供していくべきだと思うんです。そこでお客様の利用状況などの収集方法として、『永久不滅パレット』の有効活用を考えています。先ほどのプッシュ型のマーケティングというところと繋がるのですが、『永久不滅.com』の『お気に入り店舗』の利用データからお客様の購買動向や趣味・志向のようなものを推測して、マッチする店舗やキャンペーンをお勧めすることなどができれば、お客様にとって最適なのに認知されていないショップをレコメンドすることもできるようになります。
また、情報の取扱いには最新の注意を払う必要がありますが、『永久不滅.com』をはじめとしたサイトの利用データ、『永久不滅リサーチ』のアンケートデータ、クレジットカードのデモグラフィックデータなどから、お客様の傾向をマイニングできれば、かなり面白いマーケティングができますよね。
弊社はクレジットカードの利用がメインのビジネスなのですが、これだけデータベースがあればアイデアの分だけ事業が興せると考えています。弊社カード会員は数千万人おりますので、とてもポテンシャルの高い展開が必ず実現できるはずです。
ありがとうございました。
株式会社クレディセゾン ネットビジネス部 課長
白又 賢二
システム部門に11年間従事し、その後マーケティング部門を経てIT関連の業務を推進するIT推進部の立ち上げを行う。現在はインターネットサービスの推進を専門とする部署にて新サービスの立ち上げ、運営を担当。
株式会社クレディセゾン ネットビジネス部
高橋 明子
ユーシーカード㈱にてインターネットサービスの推進、商品開発などを担当後、クレディセゾンとの合併により2006年以降同社に在籍。現在はインターネットサービスの推進を専門とする部署にて新サービスの立ち上げ、運営を担当。